佐賀県産木材

「佐賀県産乾燥木材」認証制度について

佐賀県産乾燥木材認証制度は、県内の森林で生産された丸太を認定製材工場で製材し、県内の木材乾燥施設を使って人工乾燥を行い、所定の含水率まで乾燥し、割れなどの狂いが少ない品質の安定した乾燥木材を供給することを目的とした制度です。

佐賀県産木材は、主に3種類に分けられます

  1. 佐賀県産認証乾燥木材(認証KD材)
  2. 佐賀県産天然乾燥木材(AD材)
  3. さがの木(葉枯らし天日乾燥材)

佐賀県産認証乾燥木材(認証KD材)

佐賀県産の認証乾燥木材は、県内で生産された木材を佐賀県木材協会からの依頼をかけて県内の乾燥施設によって人工的に乾燥を行い規格・基準に適合させた材のことです。

※設備や運転コストを必要とする反面、熱処理を受けているので割れが抑えられ、寸法安定性が高くなり、カビや腐朽菌・蟻に対しても強度のある材を作り出すことが出来ます。

佐賀県産認証乾燥木材の規格・基準

含水率 20%以下
寸法の制度 -0mm
曲がり・反り 材長の0.1%以内
割れ 割れ幅3mm以下、貫通割れがないこと
径比40%以下、集中節は径比60%以下
丸み・腐れ 無いこと
変色 軽微であること
・佐賀県産木材に関する資料やカタログ等につきましては、当協会の方にて随時配布をいたしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

佐賀県産天然乾燥木材(AD材)

県内で生産されたスギ・ヒノキの丸太を各製材工場で製材をし、3ヶ月から1年の時間をかけてゆっくりと自然乾燥させ、含水率を25パーセント前後まで落としています。
AD材はKD材と比べ色艶や香りを残したままで製品化しますので、木材本来の性質を生かすことができます。

※自然エネルギーを利用するため、到達できる含水率に限度があります。
また、芯持ち材では表面に大きな割れが生じやすいことが問題です。
しかし自然条件で乾燥することで、熱による材の変質等が生じにくいとの利点もあります。

さがの木(葉枯らし天日乾燥材)

さがの木は、「さがの木流通管理センター」が認証する県産木材です。
葉枯らし材は、伐採した後に枝葉を残したままで3ヶ月~5ヶ月の時間をかけて天然乾燥させた材のことを言います。
そうすることで、色つやの良い木材本来の香りを持った材を生産することが出来ます。